おもしろい本

読書案内サイト「こども図書館ドットコム」の別館ブログです。 サイトで紹介している本のネタバレコメントを受け付けます。絵本・ファンタジー・ミステリーなどが中心。

馬と少年 ナルニア国ものがたり5

私のサイト「こども図書館ドットコム」では、「ナルニア国ものがたり」シリーズを紹介しています。

『馬と少年』は、シリーズ5冊目ですが、ナルニア年代記としては3作目に当たります。このシリーズは、1冊づつ独立して楽しめる作りになっています。

馬と少年 馬と少年
C.S. ルイス、C.S. Lewis 他 (2005/09/10)
岩波書店
この商品の詳細を見る


ピーターがナルニアの「一の王」の時代、シャスタという少年がカロールメンという国に住んでいました。シャスタは漁師の子どもとして、家業の手伝いをしていました。

ある日、貴族がやって来て一夜の宿を乞い、その貴族と父親の会話を聞いたことから、自分が漁師の実の子どもではないことを知ります。

そしてその貴族は、シャスタを買い取りたいと申し出ていたのですが、貴族の乗ってきた「ものいう馬」のブレーからその貴族が無慈悲な人間であると聞きます。

               

シリーズの他の巻は、現実の世界と架空の世界であるナルニアの両方が登場する「ロー・ファンタジー」ですが、この『馬と少年』は、ナルニア(と周辺国)のみが舞台となっている、シリーズ唯一の「ハイ・ファンタジー」です。

このシリーズの他のどの巻も、その一冊を読んでも楽しめる作りですが、特にこの『馬と少年』は、「ナルニア」という世界を全く知らなくても、シャスタ少年の冒険譚として楽しめます。

3冊目の『朝びらき丸 東の海へ』と甲乙付けがたい、私の大好きな物語です。

物語全体は中世風のムードですが、ある意味、『家なき子』の趣きもあります。

また、他の巻を読んでいる人にとっては、話に聞くばかりで物語の中に具体的には出てこなかった、ナルニアの黄金時代といわれる、ピーターたち四人の治世の時代の物語がやっと読めることになります。

フォーンのタムナスさんも再登場して、『ライオンと魔女』の読者には懐かしいことでしょう。


「ナルニア国ものがたり」シリーズと作者についてのページ
『馬と少年』の説明ページもどうぞ、ご覧ください。


ランキングに参加しています。できたらクリックお願いします。
FC2ブログランキン<br />グ にほんブログ村 本ブログへ blog-banner1.gif 
ブログ検索 ブログケンサクエンジン


PageTop

銀のいす ナルニア国ものがたり4

私のサイト「こども図書館ドットコム」では、「ナルニア国ものがたり」シリーズを紹介しています。

『銀のいす』は、シリーズ4冊目ですが、ナルニア年代記としては6冊目に当たります。このシリーズは、1冊づつ独立して楽しめる作りになっています。

銀のいす 銀のいす
C.S. ルイス、C.S. Lewis 他 (2005/09/10)
岩波書店
この商品の詳細を見る


物語は、『朝びらき丸 東の海へ』で登場したペペンシー家のきょうだいのいとこ、ユースチスとその友だちのジルの学校生活から始まります。

ユースチスは、いじめられて泣いていたジルをなぐさめようとして、ナルニアのことを話します。そうしているうちにナルニアに行きたくなってきたユースチスは、『朝びらき丸 東の海へ』での経験から思いついた言葉を唱えたところ、異世界への扉が開かれます。

               

『朝びらき丸 東の海へ』の冒頭では、とても感じの悪かったユースチスですが、この巻では見違えるほど立派(?)な少年になって登場します。

なぜ立派になったのかは、『朝びらき丸 東の海へ』に詳しく描かれています。

この巻のユースチスは、ジルやユニークなキャラクターの沼人と共に、ナルニアのために旅に出ます。

私は、この沼人こそこの巻の隠れた主役ではないかと思っています。

普段は悲観的なことを言ってばかりでも、彼はいざというときにはとても頼りになります。うわべのもっともらしい論議には、負けません。実に印象的な人物です。

印象的といえば、彼の名前もとてもユニーク。(「沼人」というのは種族の名前です。)なんという名前かは、本で確かめて欲しいのですが、一度聞いたら忘れない・・・というタイプの名前だ、と私は思っています。

訳者の瀬田さんのセンスが生きた名前だと思います。

「ナルニア国ものがたり」シリーズと作者についてのページ
『銀のいす』の説明ページもどうぞ、ご覧ください。

ランキングに参加しています。できたらクリックお願いします。
FC2ブログランキン<br />グ にほんブログ村 本ブログへ blog-banner1.gif 
ブログ検索 ブログケンサクエンジン


PageTop