私のサイト「こども図書館ドットコム」では、「ナルニア国ものがたり」シリーズを紹介しています。
『魔術師のおい』は、シリーズ6冊目ですが、ナルニア年代記としては1作目に当たります。このシリーズは、1冊づつ独立して楽しめる作りになっています。
まだ、「シャーロック・ホームズがロンドンに住んでいた」頃、少女ポリーは隣家にやって来た少年ディゴリーと知り合います。
ディゴリーは母親と一緒に、母の兄であるアンドルー・ケタリー氏の家に身を寄せたのですが、母親は重い病気で臥せっていました。
母を気遣いながらも、ディゴリーはポリーと仲良くなります。そしてポリーはディゴリーから、アンドルーおじさんにはなにか普通でない、怪しい挙動があることを聞きます。

この巻は、ナルニアがどうやってできたのか、ナルニアになぜ街灯があったのか、ペペンシーの四兄妹が疎開した先の大きなお屋敷の学者先生は誰だったのか、なぜ学者先生のお屋敷にあった衣装ダンスがナルニアへの通路になっていたのかなど、数々の謎が解ける「ナルニア創世記」です。
作者本人が、この1巻目から読むようにと希望していたそうで、この巻のみを読んでも楽しめます。しかし、発表順に読んでくると、この巻で先に述べた疑問が一気に解けるので、推理小説的な楽しみを味わえます。
私は、訳者の瀬田さんが書かれているように、発表順に読む方が楽しいと思っています。
この本のナルニア創世の記述は、J・R・R・トールキンの「指輪物語」の舞台である「中つ国」の創世記『シルマリルの物語』と似ているところがあります。
しかし、『シルマリルの物語』が大人向けで、おごそかで、神話のような(ちょっとわかりにくい)記述であるのに対して、この『魔術師のおい』のナルニア創世の記述は、児童向けの物語なので、おごそかな場面を含みつつも楽しくおもしろい文章です。
異世界ファンタジーかつタイムトラベルファンタジーでもある、盛りだくさんの物語で、とても危険な女王と、女王に引きずりまわされるアンドルーおじさんの行動の記述には、ユーモラスな面もあります。
そして一部にアンデルセンの『雪の女王』を連想させるところがあります。
一言でいうと、次はどうなるのか気になってページをめくらずにいられない、引き込まれてしまう巻です。
「ナルニア国ものがたり」シリーズと作者についてのページ
『魔術師のおい』の説明ページもどうぞ、ご覧ください。
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『魔術師のおい』は、シリーズ6冊目ですが、ナルニア年代記としては1作目に当たります。このシリーズは、1冊づつ独立して楽しめる作りになっています。
![]() | 魔術師のおい C.S. ルイス、C.S. Lewis 他 (2005/11/11) 岩波書店 この商品の詳細を見る |
まだ、「シャーロック・ホームズがロンドンに住んでいた」頃、少女ポリーは隣家にやって来た少年ディゴリーと知り合います。
ディゴリーは母親と一緒に、母の兄であるアンドルー・ケタリー氏の家に身を寄せたのですが、母親は重い病気で臥せっていました。
母を気遣いながらも、ディゴリーはポリーと仲良くなります。そしてポリーはディゴリーから、アンドルーおじさんにはなにか普通でない、怪しい挙動があることを聞きます。

この巻は、ナルニアがどうやってできたのか、ナルニアになぜ街灯があったのか、ペペンシーの四兄妹が疎開した先の大きなお屋敷の学者先生は誰だったのか、なぜ学者先生のお屋敷にあった衣装ダンスがナルニアへの通路になっていたのかなど、数々の謎が解ける「ナルニア創世記」です。
作者本人が、この1巻目から読むようにと希望していたそうで、この巻のみを読んでも楽しめます。しかし、発表順に読んでくると、この巻で先に述べた疑問が一気に解けるので、推理小説的な楽しみを味わえます。
私は、訳者の瀬田さんが書かれているように、発表順に読む方が楽しいと思っています。
この本のナルニア創世の記述は、J・R・R・トールキンの「指輪物語」の舞台である「中つ国」の創世記『シルマリルの物語』と似ているところがあります。
しかし、『シルマリルの物語』が大人向けで、おごそかで、神話のような(ちょっとわかりにくい)記述であるのに対して、この『魔術師のおい』のナルニア創世の記述は、児童向けの物語なので、おごそかな場面を含みつつも楽しくおもしろい文章です。
異世界ファンタジーかつタイムトラベルファンタジーでもある、盛りだくさんの物語で、とても危険な女王と、女王に引きずりまわされるアンドルーおじさんの行動の記述には、ユーモラスな面もあります。
そして一部にアンデルセンの『雪の女王』を連想させるところがあります。
一言でいうと、次はどうなるのか気になってページをめくらずにいられない、引き込まれてしまう巻です。
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