おもしろい本

読書案内サイト「こども図書館ドットコム」の別館ブログです。 サイトで紹介している本のネタバレコメントを受け付けます。絵本・ファンタジー・ミステリーなどが中心。

新型インフルエンザの恐怖

1月12日と13日の、NHKスペシャルを見ました。
新型インフルエンザについての番組です。

一日目は、日本に新型インフルエンザが上陸したとしての、シミュレーションドラマ。二日目は、インドネシアでの発生例と、日本とアメリカの取り組み。

見るのがこわかったし、見た後はもっとこわいけど、見て良かったと思う番組です。

WHOの関係者は、新型インフルエンザの発生は、もう時間の問題で、「いつ、発生するかが問題だ」と言っています。

発生するかしないかではなく、必ず発生するということのようです。

なんでまた、鳥同士しか感染しなかったものが、人へ感染するようになってしまったのかわかりませんが、誰も免疫を持っていない上に、毒性が強いらしいので、世界中に流行した場合の死者数は、一億人を越えるとの試算があるそうです。

実際に発生しなければ、どのぐらいの毒性で、どのぐらいの感染性があるのかはわからず、今の状態では想像の息を超えないということですが、しかし、毎年冬に流行しているインフルエンザの致死率は、0.1%以下。

1918年から19年にかけて流行ったというスペイン風邪の致死率は、2%。これでも世界中の感染者数は、厚労省のホームページによれば、全世界の人口の25〜30%で、死者数は4000万。日本での死者数は、39万人だったそうです。

  厚労省の新型インフルエンザについてのページ


そして、今後、発生が予想される新型インフルエンザH5N1の致死率は、先日のNHKのドラマと、ドキュメンタリーからは、10〜15%。最悪で50%という予想。

これだけでも、背筋が寒くなる数字ですが、日本とアメリカの取り組みのあまりの違いに、別な意味でまた背筋が寒くなります。

   NHKのシュミレーションドラマのページ
      再放送は、今日15日の深夜0時10分から

   NHKスペシャルのページ
      再放送は、16日の深夜0時10分から


ドラマによれば、アメリカはこの新型インフルエンザを核戦争やテロに匹敵する最重要課題と位置づけて、日本の対策費の約十倍の予算と、二十倍のスタッフを投入して、パンデミック(世界的大流行)に備えて準備を進めているそうで、16日深夜に再放送するNHKスペシャルでは、その具体的な例が登場します。


日本の取り組みははっきり言って、あまりに遅れています。そして、医師の意識もアメリカのそれに比べると、あまりにも、違い過ぎます。映像で見れば、一目瞭然。

国民の危機的状況が想像されるといいのに、なんと腑抜けた理由で診察の協力をこばむのか、こんな医師に普段命を預けているのかと思うと、避けられないパンデミックよりも、こっちの方がよっぽど怖い。

年金問題よりも、新型インフルエンザ対策の方を優先すべきだと思います。だって、年金問題が解決しても、そのとき新型インフルエンザの対応が後手後手に回って、命がなかったら、年金なんて、もらえません。

このNHKのドラマによれば、2000億円、かかるそうです。この対策をしっかりやれば。それで、一億人の日本人の命が助かるのなら、かかってもいいと私は思います。「命」こそが、最優先するべき課題でしょう。

ドラマでは、日本での感染者数は、2,400万人で、死者数は120万人としていました。厚労省のホームページでは、感染者数を2,500万人と仮定していますが、死者数の試算はありません。

とにかく、知っておくべき知識がたくさんの、このNHKスペシャル。今晩の深夜と明日の深夜に再放送されます。私はNHKの回し者ではありませんが、録画してでも、見るべき価値のある番組だと思います。

知らないで暮らすほうが、よっぽど怖い。

政府がもっと本腰を入れて対策に当たるよう、国民の方からせっつくべきです。マスコミももっと、この問題を取り上げて、どんどん国民に周知すべきです。自分の命に、係わることなんだから。

どんなミステリーよりも、どんなホラーよりも、この問題が怖い、と私は思います。

このブログでは、テレビ番組のお勧めはちょっとお門違いかもしれませんが、いてもたってもいられない気分なので、記事にしました。

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